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『地域世界』4
2022年11月1日刊
A5判
本文48ページ
定価730円(本体664円+税)
ISBN978-4-9912051-3-2
目次
木場一夫『新しい博物館──その機能と教育活動──』の研究………犬塚康博いま一度、文化財という公共財を考える──NFTの参入を唐古・鍵 考古学ミュージアムに臨む………内田洋隆吉根の地下壕と小牧飛行場──小林茂埜「召集の思い出」を読みかえす………犬塚康博
概要(本書から)
本書に掲載した、博物館史研究の論文と地域誌のノートは、『地域世界』3 の三論文を受け継いでいる。文化財の経済社会学の論文は、博物館史研究会の研究誌『博物館史研究』№13(2003年)に掲載された論文の続編となるもので、地域の複数性を展望しながら、事象、物象に対する処遇の現在を問う。
執筆者紹介(本書から)
犬塚康博(いぬづか やすひろ) 1956年生。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。考古学、博物館史研究。
『戸山屋敷銅鐸考』『反博物館論序説―20世紀日本の博物館精神史』『藤山一雄の博物館芸術―満洲国国立中央博物館副館長の夢』内田洋隆(うちだ ひろたか) 1974年生。明治大学文学部史学地理学科卒。考古学、文化財の経済社会学。
「吉井城山第1貝塚出土の礫器」(『横須賀考古学会年報』33)、「埋蔵文化財保護の受益者をめぐって」(木村衡との共著、『古代民衆寺院史への視点』)、「公共財としての博物館という認識の検討」(『博物館史研究』13)